生命保険の基本

 生命保険の比較や見直し、生命保険の見積もりをする前に、生命保険についての基本について学んでおきましょう。

<保険商品の見方>

生命保険商品は、様々な機能の保険種類を組み合わせしている事が多い為、複雑に見えますが、商品構成している部分ごとに分けてみるととても理解しやすいでしょう。また、生命保険商品の販売名称は各生命保険会社によって様々ですが、商品構成をしている主契約や特約の名称(種類名称)はほぼ各社共通したものが使用されています。しかし、同じ保険種類の名称であっても各社によって仕組みや保険内容が異なる場合もあります。
ですから、商品内容を正しく理解するためには、主契約や特約の種類を知る事が最も重要となってきます。

◯「主契約」について

 主契約とは、生命保険のベースとなる部分で、主契約だけで契約できます。また、一口に主契約といっても、どんな時にどの様な保険金、給付金が受け取れるか、保障される期間は一定期間なのか、終身(一生涯)なのか、などによって様々な種類があります。

その種類としては、定期保険、終身保険、医療保険、ガン保険、こども保険、個人年金保険、介護保険など多くの種類があるので、自分にはどの様な生命保険が必要かなどを、まず考える必要があります。また、保険期間終了後、健康状態にかかわらず「更新」という形で契約を継続出来る制度もあります。そして、死亡保障のあるものについては、所定の高度障害状態になった時に、死亡保険金額と同額の高度傷害保険が受け取れます。そしてこの保険金を受け取った時点で、契約は消滅します。

◯「特約」について

主契約に追加して契約する事により、主契約の保障内容を充実させる事が出来るのが特約で、大きく分けて「死亡保障」と「医療保障」があり、特約のみでは契約出来ません。また、主契約に複数の特約を付加する事が出来ます。特約は、主契約より更に多種多様で、同じ名前の特約でも、各生命保険会社によって保障内容や給付条件などの細部で違いがあり、主契約や特約の種類によっては付加出来ないケースもあるので、各特約の基本内容を理解しなければなりません。

また、特約の保険期間は通常、主契約の保険期間や保険料払込期間と同じになっており、保険料払込満了時後もそれらの特約の継続を希望する場合は、主契約の保険払込期間満了事後の特約の保険料を一括(前納)して払い込む必要がありますが、分割払い、年払いも取り扱っている生命保険会社もあります。

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<生命保険と税金>

 生命保険や個人年金の為に支払った保険料には、税法上に特典が与えられています。それは、一定の要件を満たした「一般の生命保険」と「個人年金保険」に保険料を支払った場合、そのおのおのについて、支払った保険料の一定額がその年の契約者の所得から控除されます。

これを「生命保険料控除」と言い、控除された分だけ課税所得が少なくなり、所得税だけでなく住民税が軽減されます。また、保険金を受け取った時には、税金がかかる場合があります。課税されるのは、所得税、相続税、贈与税のいずれかで、また所得税の対象となるものは住民税の対象にもなります。それらのうち、どの課税対象になるかは、保険料負担者、保険金受取人の関係により決められます。課税される税金の中で最も高い税額となるのは、一般的に贈与税とされています。このように、控除の対象となる保険の範囲や、金額、また控除の手続き、保険と税金の関係など調べておく必要があります。